伝統・歴史・文化

座間味島の浜下り

2016.12.18

2024.01.31

那覇から西へ40km、大小様々な島からなる座間味島。
世界でも有数な透明度を誇る海の中は美しいサンゴ礁と熱帯魚にあふれ、ホエール・ウォッチング・スポットとしても注目されている。
旧暦3月3日に行われる座間味島の浜下りとシーミーという、沖縄独特の行事が行われるため、帰省ラッシュで大賑わいを見せる。
3月3日の朝は早い。女たちは今日のお供え物の準備で早朝から台所に立つ。
メニューは昆布巻きや、揚げ豆腐等の沖縄料理の定番が顔をそろえる。
シーミーとは、先祖奉りのことで、先祖の墓で親類が集まって行われる。
沖縄本島では墓の前で料理が振舞われるが、座間味島は先祖に捧げるだけで、実際に食することが出来るのは浜に下りてからである。
浜下りとは海に豊穣祈願する行事で文字通り、浜に下りて行われる。
人々は浜で、潮干狩りや釣り等を潮が満ちるまで楽しむ。
潮が満ちると歌えや踊れの宴スタート。
座間味島の浜下りは離れた小島で行われる為、移動に漁船を使う。
翌日の3月4日、浜下りの成功を女性達が先祖に報告する。

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