中秋の名月、旧暦の8月15日。
浦添市の中西公民館で獅子舞が行われました。
獅子舞は古くから県内各地で十五夜行事として、五穀豊穣と集落の繁栄を願うものとして考えられています。
浦添市内では勢理客、内間、仲西の3地区が各自治体にて演舞。
勢理客の柔らかな獅子舞、内間の獅子舞に対し、仲西は動きの激しい力強い雄獅子です。
仲西獅子舞は400年以上前から伝わる伝統行事。
戦争によって一時は途絶えましたが、38年前に地元の人たちによって復活を遂げ、今では仲西獅子舞保存会が大切に継承しています。
仲西には子どもたちが活動する子ども獅子舞があります。
十五夜行事は子どもたちにとっても練習の成果を発揮する大切な日。
小さな子どもは馴れない慣れない手つきながらも、先輩たちの動きを見て一生懸命踊ります。
先人たちが残してくれた伝統行事仲西獅子舞は、親から子へ、先輩から後輩へと大切に受け継がれています。
地域の子どもたちの繁栄と、誇りを持ってほしいという願いを込めて、仲西獅子舞は今後も踊り続けます。