保栄茂(びん)の十五夜
10月8日(日) 豊見城市字保栄茂馬場(ビン ウマイー)にて、保栄茂(ビン)の十五夜(ジューグヤー)が行われました。
6年に一度、卯も年と酉も年にのみ行われる伝統行事「保栄茂の十五夜」です。 この伝統行事の内容も迫力があり凄かったのですが、 まずこの地域名が気になりますよね。 「保栄茂」と書いて「ビン」と読む。 漢字三文字なのに、呼び方は二文字。 「ホエモ」と呼びそうだけど「ビン」なんです。 普通ではなかなか読めないですよね。 年代によって呼び方が変わっていたそうです。 (保栄茂十五夜パンフレットに記載)
16世紀: ポエモ
↓
ボエモ
↓
17世紀: ボエム
↓
18世紀: ブィーム
↓
ビーム
↓
18世紀末: ビーン
↓
ビン
沖縄には不思議な地名がありますが、その中のひとつですね。 300年以上の古い歴史があるこの行事は、地域の人たちが協力して代々守っている伝統行事です。 集落を道ズネーイ(練り歩き)して祈願をする様子や、会場での舞踊や演舞。 巻ち棒や綱引きなど、どれを取っても地域の人たち皆の協力がなければ成し得ません。 地域にいる一人ひとりが、この伝統行事を大切し、 次世代を担う子供たちに正しく受け継いでいく。 保栄茂の十五夜は地域の人をまとめる大事な行事だと思いました!