伝統・歴史・文化

多良間のスツウプナカ

2017.07.18

2024.01.31

宮古島と石垣島のほぼ中央に位置する多良間島で、旧暦4・5月の壬辰(みずのえたつ)、癸巳の日(みずのとみ)に行われるスツウプナカ。
スツウプナカとは豊年の感謝と祈願をする節祭りのこと。
神役の女たちを祭場に招く男たち。
女性中心の祭りが多い沖縄でスツウプナカは男性が中心となる。
祭祀を担う15歳からの男たちは年代ごとに役割があり忠実に守る。
4本足の角皿(つのざら)と呼ばれる杯で、神酒(ミス)が神司に振舞われる。
「ヒヤ、ヤッカヤッカ」と賑やかなはやしのなか神酒が飲まれる。
神酒が振舞われるに従い、ヤッカヤッカの歌声も一段と高まる。
酒を酌み交わし、お互いが助け合い、この島で生きていることを忠実にする。
祭りに島の共同体の原型がある。

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