人口約4000人、全面積の約7割を森林が占める。
塩屋湾沿いにある田港(たどころ)、屋古(やこ)、塩屋(しおや)で毎年旧盆明けにウンガミが行われる。
ウンガミとは海神の意味とされ、海神に作物の豊穣を祈る祭りのこと。
田港で神役の女たちによって祭りの始まりを告げるウンケー酌が捧げられる。
ウンケー酌は祭りに来てくれたお礼と子孫の繁栄を願うもの。
それが済むとっ人々に神酒と力餅と呼ばれる餅が振舞われる。
場所を田港から約1.5km離れた屋古に移す。
神女たちは円陣をつくりシマンホーと呼ばれる神役の男たちを囲む。
神女たちが手に持つ槍は狩猟を意味するとされる。
屋古から塩屋へ移動、その時、屋古から塩屋までサバニ競漕が行われる。
塩屋湾で女たちは水に入り、サバニをカチャーシーで歓迎する。
ニライカナイの神々へ祈りを捧げる神女たち。
ニライカナイとは海の彼方にあると信じられている理想郷のこと。