琉球王朝の時代から崇められてきた特別な御嶽、斎場御嶽(せーふぁうたき)。今、その神聖な空間へ~
日が昇り、ニライカナイがある神聖な方角。東方(あがりかた)
太陽神を崇拝する琉球神道にとって東は神聖なる方角。その方角にある御嶽(うたき)を特別な場所と定めました。
南城市知念 それがここ、斎場御嶽です。
琉球王国の重要な行事~御新下り(うあらうり)~
琉球王国では、この最高の聖地「斎場御嶽」で国の重要な行事を行っていました。
「御新下り(うあらうり)」という儀式がそれです。
権力の最高位 琉球国王(権力をもって国を治めるのが国王)
その一方で、信仰上で最高位に位置し国を守護する存在がありました。信仰の最高位 聞得大君(きこえおおきみ or ちふぃぢん)
聞得大君は国王の名を受けて、この位に就きます。その就任の儀式が「お新下り」です。
今よりも夜の闇がさらに深い琉球王国の時代、人々は、そんな夜空に見守られながら一夜の大切な儀式「お新下り」に臨んでいました。
聖なる久高島のその向こう、ニライカナイから登る朝日も、その夜の出来事を見守っていました。
琉球王国最高の聖地 斎場御嶽
世界文化遺産に登録された斎場御嶽の現状を精緻にデジタルデータ化して映像表現することができるVR(仮想現実)技術を活用し、斎嶽にまつわる伝説や信仰の映像化を行いました。
映像提供:南城市役所