2018年8月23~25日 (旧暦7月13~15日)沖縄は旧盆の時期。
とあるお宅の「ウークイ」の様子を覗かせていただきました。
旧盆の三日間は、一日目「ウンケー(お迎え)」二日目「ナカビ・ナカヌヒ(中日)」三日目「ウークイ(お送り)」と分けられ、それぞれ異なる儀式を行ないます。
旧盆中はご先祖様をもてなすため、三食決まった食事や重箱料理を仏壇に用意します。
ウークイは旧盆で最も重要な日のため、多くの人が仏壇のある家に集まります。
この日は 家主の知人の外国人も招かれ、沖縄の伝統文化に触れてもらう異文化交流が行なわれました。
同じ行事のしきたりでも細部に地域のちがいがあります。
黄色の紙は「ウチカビ(打紙)」といって、あの世のお金(冥銭)です。
あの世でご先祖様がお金に困らないようにと願い、ご馳走といっしょに供えます。
先祖をお送りするウークイの日は夜更けにお見送りの儀式を行ないます。
ウートートー(手を合わせ拝むこと)が終わった後、ウチカビを燃やします。
最後に 仏壇の香炉や供え物を玄関側に移動させ、ご先祖様の帰りを見送します。
旧盆は ご先祖様への感謝の心と冥福を祈り、一族のつながりを再確認できる行事といえます。