2024年3月、戦時中に行方知れずとなっていた「御後絵(おごえ)」などの文化財が米国で発見され79年ぶりに沖縄へ返還されました。
22点が県立博物館・美術館で報道機関向けに公開されました。
「御後絵」は15世紀後半から19世紀後半まで19代続いた第二尚氏王統の国王像です。
戦前、琉球文化研究者の鎌倉芳太郎が撮影したモノクロ写真が10点ありましたが、 今回の発見で初めて実際の色彩が判明しました。
返還された「御御絵」は6点で第13代国王尚敬と18代国王尚育。
掛け軸に「尚清様」と書かれた御後絵もあり、鎌倉が撮影していない第4代国王尚清の御後絵である可能性が高いそうです。
国王名が不明の御後絵と考えられる絵画も含まれています。 その他、地図、陶器、置物などの文化財も返還されました。
今後、修復のために委員会を立ち上げ、専門家を交え化学分析や修復方法を検討を行います。