流派

2.剛柔流

2016.08.11

2018.08.09


一般的に沖縄空手の流派について、小林流、剛柔流、上地流を沖縄空手の三大流派と呼ばれている。その中の剛柔流は那覇手の大家・東恩納寛量が中国福建省福州市で南派小林拳を継承したことがその源流だと言われている。 東恩納寛量が沖縄へ帰りその高弟の一人、宮城長順が剛柔流を命名し開祖となった。他の寛量の門下生、許田重発は東恩流、魔文賢和は糸東流を興した。

剛柔流の名前の由来としては開祖・宮城長順が1621年(明治元年)に中国の茅元儀(ぼう げんぎ)が編算した兵法書『武備志(ぶびし)』の中の「法剛柔呑吐身随時応変」(法は剛柔を呑吐し身は随時応変す)の一文から「剛柔流」と命名した。宮城長順の命名した剛柔流は日本における空手の流派名としては最古のものである。

1930年初期に宮城長順によって命名された剛柔流は、現在では世界に支部道場が広がり、今後はこのネットワークを活用した一層の発展が期待されている。

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