エイサー

旧盆の夜に響く! エイサーってなんだ?

2016.06.10

2020.07.07

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日本には色々な盆行事があります。その中でも沖縄の旧盆に各地で行われるエイサーは勇壮そのもの。祖先の供養をすると共に、無病息災・家内安全を祈願して各家庭や地域を回ります。 夏の夜空に鳴り響くエイサー太鼓は、先祖の霊を供養する行事であると同時に、舞う者、見る者、すべての人の血をあつくたぎらせる行事なのです。

エイサー太鼓の音が風にのって聞こえてくると、今年もエイサーの練習が始まったなと誰もが心躍らせるこの季節。
蒸し暑い夜に、エイサーの太鼓の音に耳をかたむけ、冷たい飲み物を飲みながら、エイサーを楽しむ。この日ばかりは子供も夜中までエイサーの追っかけをしています。旧盆はエイサーざんまい。これが沖縄の夏の過ごし方。

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<エイサーとは?>

 エイサーは、例えるなら本土の盆踊りのようなもの。お盆に盆踊りが行われるように、エイサーも旧盆に行われる行事で、自分のシマ(地域)をエイサー隊が「道ジュネー」して各家々を回ります。特に15日の御送り(ううくい)を済ませた後から始めるところが多いのですが、最近では旧盆の3日間行う所もあります。エイサーは旗頭・太鼓踊・手踊・チョンダラー・地謡(じうてー)で構成され、太鼓は大太鼓・締太鼓・パーランクーの三種類が使われています。

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<エイサーの歴史>

 その歴史は500年以上も前の「李朝実録」(1479年)のなかに当時の那覇の記録として残っており、そのころが始まりだと考えられています。
また、エイサーという呼び名は「おもろさうし」 (琉球の古い歌謡集)の40巻からきているという説や、「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」のような囃子からきているという説があり、どちらも確証がありません。

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<エイサーの盛んな地域>

 沖縄各地域にあるエイサーの中でも特に人気があるエイサーは、沖縄市の「園田エイサー」嘉手納町の「千原エイサー」うるま市与那城の「屋慶名エイサー」、うるま市勝連の「平敷屋、平安名エイサー」などがあげられます。毎年、旧盆が近くなると、街のあちこちから稽古をするエイサー太鼓の音が響いてきます。その音を聞くと、今年もエイサーの季節がやってきたんだなぁと実感します。

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