沖縄は、亜熱帯に位置しながら地球上でも珍しく亜熱帯特別降雨林地帯と呼ばれている程沖縄の降雨量は多く年間2000ミリ以上に達する。それ故に沖縄に生息する動植物には、沖縄が南海の孤島であることと相まって種の維持や大型肉食獣などの危険からも隔絶されている為、地球上で沖縄にのみ生息している固有の動植物が他に比べ異常な程多いと言われている。
沖縄本島北部のジャングルに生息しているノグチゲラやヤンバルクイナ、それに沖縄本島から約550㎞離れた西表島のイリオモテヤマネコなどが今世紀最大の発見だとされている所以だと言えよう。
これら沖縄固有の動物に加え沖縄が北限の動植物、沖縄が南限の動植物などを合わせると枚挙に暇がない程である。そして、沖縄では毎年のように新種の動植物が発見され続けている。