◆琉球料理の動画一覧
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沖縄の宮廷料理 チャンプルー作り
現在、東京や大阪といった大都市では沖縄の郷土料理を食べられるお店が数多くあり、ウチナー料理のレシピ本なども書店にたくさん並んでいます。簡単に作れて美味しく、健康にも良い沖縄の郷土料理は今最も注目されています。
沖縄の食文化は琉球王朝時代から現代に至るまで様々な国の影響を受けてきました。特に中国からの影響は強く、冊封使を接待するため、料理人を中国に派遣し、現在のウチナー料理の代表格「豚肉料理」やちんすこうなどの琉球菓子の作り方を学んできたのです。
また食材のゴーヤーやパパイヤ、唐芋などは諸外国から伝わり、法事料理には欠かせない昆布などは、北海道で採れたものが薩摩を経由して琉球に入ってくるなど、他国の食材はウチナー料理に浸透していったのです。
昔の沖縄の主食
その昔沖縄では、米に比べてカロリーやタンパク質が低い芋を主食とし、足りない栄養分を補うため、一汁一菜という形の食事が主流でした。おかずや汁物の具材としてとなった豚肉・豆腐・野菜・魚介類は栄養のバランスが非常に良く、甘味がある芋と一緒に食べるため、味も薄口だったため、塩分摂取量も一般に比べて少なかったのです。
こうした食文化が長寿の島・沖縄をつくりあげていったのです。
沖縄の行事料理
現在でも、沖縄では清明祭や彼岸など、年中行事の際、豚肉やカマボコなどを重箱に詰めて食べるという風習があります。これは自然に感謝し、家族や親戚との絆を深めるという意味を持つと共に、普段の食事の栄養を補うためだと考えられています。また年中行事には色々なお菓子も登場し、子供たちは行事でしか食べることが出来ないお菓子を心待ちにしていまはした。
食材の宝庫 沖縄公設市場
その昔、沖縄では台風や干ばつなどの自然災害、亜熱帯地域特有の高温多湿であったため、体をこわし、死に至る厳しい環境でした。また医学も発達していなかったため、人々は、季節の変わり目や体長によってクスイムン(薬になるもの)を普段の食事に取り入れてきたのです。食事の後に「クスイナタン(食べて薬になりました)」
沖縄の食文化
沖縄の料理で特筆されるのは、やはり豚料理でしょう。沖縄の人々は豚を鼻の先から尻尾まで料理して食べてしまう。よく言われているように「沖縄の人は豚を鳴き声以外はみんな食べてしまう」。正にその通りである。何故に? それは豚を食する歴史の長さにある。例えば、日本で豚を食べ始めたのは、明治維新の頃、坂本竜馬達が食べ始めたと言われている。たかだか120~130年くらいの歴史である。何故なら、日本には不浄の「四つ足」という言葉に象徴されるように、宗教上の教えから来たと思われる制約で豚を食べる習慣はなかった。どうしてもウサギを食べたかった坊さんか誰かが「あれは鳥だ」と言って一羽、二羽と数えて強引にウサギを食べた。それ故に、未だにウサギは一羽二羽と数える。ずいぶん耳の大きな鳥がいるもんだ。
ところが沖縄は、遥かな琉球王朝の初めの頃、約650年前には盛んに食していた。何故なら、中国の冊封使(サッポウシ)が沖縄を訪れると決まった時、琉球王は沖縄全域(奄美大島まで)に「豚を養え」と号令を出した。やがて琉球を訪れた中国の冊封使は、彼等の何千年という豚肉を食する歴史をバックに、使節団は一流のコックを伴っていた。約300人前後の冊封使の一行が3~5ヶ月琉球に滞在している間に、増産していた殆どの豚を食べ尽くして(?)帰っていったという。沖縄に、何千年という豚料理の歴史の中で育まれた、中国の豚肉料理という食文化を残して…。 それを元に琉球から沖縄へと名が変わる長い歴史の中で、沖縄風の豚肉料理が完成していった。